好日葉山工房の第一期のビルダーは、カナディアンカヌー の製作です。


杉材(20x5ミリ)がいい感じでカーブを描いています。

ボンドが固まるまで養生テープで固定します。

テープの補助に炭酸飲料のボトルを吊りします。グッドアイディア。使用後は、焼酎割で!

杉材を積層してバウとスターンのステムを作ります。固まるまで2日間です。

ハルの部分が見えてきました。ここが終わると船底の貼り付けに入ります。

曲がりがきついので二人作業が必要です。

ガンネル(船べり)を作ります。

内側のガンネルには切り掛けを入れます。軽量化と水を抜くときに便利です。さらにデザインがよりクラシックなカナディアンカヌーになります。

船底部分の貼りつけに入りました。まずは、片側を貼ります。

一枚一枚しっかり固定しながら進めます。


片側を貼り終わったらセンターラインで切り取ります。中心部分は、最後にはめ込みます。

ステムの内部をのみで切り抜いています。

ついに最後の1ピースとなりました。お祝いのシャンパンの用意をします。

入りすぎないようにゆっくりと差し込みます。

三次元の曲線美です。ここまで20日、カヌービルドの中間地点まできました。お疲れ様でした。一息入れましょう。

ガラスクロスを貼ってエポキシ塗りが完了しました。

裏返してフォーム(型)を外します。

やっとカヌーの全景が見えてきました。早く漕ぎたい、乗りたい、次の作業へのモチベーションがあがります。

内側のサンディングです。こちらは、外側より大変な作業です。ギブアップせず、納得がいくまで磨きをかけることでより美しい仕上がりを期待できます。

電動サンダーを使ったり、鉋で削ったり、紙やすりで磨いたり、いちばん根気のいる工程です。サンディング3日目です。木屑が舞って目に入るのでゴーグルをしています。

内側のガラスクロスをかけます。

ガラスクロスを丁寧に木に馴染むように置いていきます。


ローラーを使ってエポキシ樹脂を塗ります。ガラスクロスによく染み込むように抑えながら塗ります。

底の繋ぎ目に補強のガラスクロスを入れます。

内側全体にエポキシ樹脂塗りが終わりました。

杉材の目がはっきりと見えてきました。

シートを編んでいます。

水平を確認します。

カンナで左右のバランスを調整します。

運搬時に肩に担ぐためのヨークです。

ガンネル(舟べり)を取り付けています。一本ものの木材では、曲がりに耐えられなかったので5ミリの板を4枚積層して作りました。工房にあるクランプを総動員して固定しています。あまり良いイメージではありませんが、多足類(ムカデなど)を連想してしまいます。

内側のガンネルも取り付けます。

棒材をつなぐときは、幅の8倍の長さ(この材料では160ミリ)で斜めに切り、接合します。

シートを取り付ける位置を決めます。先端から900ミリ、深さ80ミリです。
乗る人の体型に合わせて調整します。

デッキを作っています。10ミリの板を山形に薄くしていきます。カンナの腕の見せ所です。

出来栄えに大満足の様子です。

ガンネルをヤスリがけしています。室内作業では、削り粉を掃除機で吸いながら作業をします。

凹凸のある部分は、パテで埋めてから磨きます。

仕上げのエポキシ樹脂を塗るためにサンドペーパーで表面を荒らします。

二層目のエポキシ樹脂で深みのある色になります。

ヨークを取り付けます。首と肩にかけて担ぐときに使います。カヌーらしくかっこいい部品です。

ビルダーのロゴマーク入りのデッキを接着しています。小粒でキュートなワンちゃんですが存在感があります。

シート、もやいロープなどを取り付けて完成です。
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